27.シャアの帰還

「言うことを聞かないと、宇宙には連れてってやらないぞ。」

「もちろんだ。」

「ブレックス准将の身代わりだと思えてな・・・、あの子達は・・・。」

「わかっている。」

「ありがとうハヤト艦長、またアウドムラの世話になってしまったな。」

「うむ、その事なら承知している。」

「しかし、コロニー落としを行ったことで、ティターンズを憎む人々も増えている。」

「うむ・・・。」

「ああ・・・。まめな方だな、ミライ・ヤシマ婦人は・・・。」

「カラバにエゥーゴ・・・、そしてアクシズ・・・、少し重過ぎる土産だ・・・。」

「それは困る!こちらにも予定がある。」

「こうしている事が危険なのはわかっている、ボートを1隻貸していただきたい。」

「大丈夫だ、アーガマならば。」

「幸運を祈る。」

「キャプテンもかなり苦労なさったようだ、白髪が出ている。」

「はっはっは・・・。見に覚えがあるので?」

「カミーユにはもう父親役は要らないでしょう。」

「本当のお子様からです。」

「では。」