4.エマの脱走

「まずいな!カミーユ!」

「離れろ、カミーユ君!」

「これでは不利です。」

「やむを得ません。」

「エマ・シーン中尉が戦いを嫌がっております。」

「わかります!」

「彼女は信用できます。」

「では!」

「家族共々死刑になるぞ!停戦信号の見落としは!」

「やめろカミーユ君、戦いは終わったんだ!」

「気を静めるんだ、カミーユ君。」

「よせ!これ以上カミーユを刺激するな!」

「ガンダムは渡す。」

「中尉、頼みます。」

「出なければ停戦信号などは出さんよ。」

「しかし、カミーユの状況が心配だ。私は外に出る。」

「開けろカミーユ、大丈夫か?」

「それで納得して頂けるのならば、そう思ってください。」

「自分には解りませんが、ティターンズではないと思えます。」

「はい、エマ中尉の戻ることは想定しております。」

「それは私もです。」

「ガンダムMkUは3機・・・。誰が戻ってきたのだ・・・?」

「よく来たな。」

「ん?」

「エマ・シーン・・・。」

「エマ中尉、申し訳無いが私には君の心変わりが信じられない。

ティターンズと言えば選ばれたスタッフだからな・・・。」

「何があったのかね、ティターンズで・・・。

いや・・・。違うな、君の中でだ。」

「フランクリン・ビダン大尉・・・。」