12.ジャブローの風

「出てきたな!」

「カミーユ、何処だ!?生きてたら返事しろ。」

「ポイント203に集結だ。」

「カミーユのMkUは・・・。」

「どうした?損傷しているのか?」

「よし、前進だ。」

「妙だな・・・。ジャブローの抵抗はこんなものではない・・・。何があるのだ・・・?」

「行くぞ!第一の防御があるはずだ。」

(やはりこの静けさはおかしい・・・。まるで空家じゃないか・・・・。)

「そうだな・・・。」

「捕虜を尋問してくれ、何処に引っ越したかだ。」

「いいな・・・。ウォンさんの修正が効いている様だ。」

「エリア2もまるで空家か・・・・。ん?」

「なんだと!?」

「見たのか!?」

「味方を盾にするとは汚い!」

「確認するまでも無いな・・・。その将校の言うことは本当だ。」

「地球の汚染も気にせずによく言える・・・!」

「回線が切られているのだな?」

「脱出は出来るか?」

「パイロットを宇宙に逃がしてる暇は無いのか・・・。」

「20分後に全員をガルダに収容させろ!」

「当たり前だ・・・!」

「私は、貴官らの命を考えて助けるのではない!人質は使いようがある。だから助ける。それだけだ!」

「アポリー。士官の宿舎はわかったか?」

「そうか・・・。ミライ・ヤシマと子供は?」

「そうか・・・。」

「私はエリア1まで戻る。」

「時間になったら脱出をしろ、いいな!?」

「大丈夫だ、間に合わせる。」

「カミーユ・・・。レコアが居ると言っていた・・・。」

「動けないのか?カミーユ。あと10分でここの核爆弾が爆発をする、

動けんのならば百式で運んでやる!走って来い。」

「よくやった。脱出する!」

「ガンダム!飛べ!敵は私が押さえる!」

「カミーユ、行け!」

「行け!カミーユ!」

「おう!」

「届くか・・・?!」

「正体不明機だと・・・?」

「場合によっては迎撃する。」

「いや、まて・・・。」

「間違いない、味方だ、カラバの者かもしれない。」

「やはりな・・・。」

「よし、従え。」

「ハヤト・コバヤシ・・・、カイ・シデン・・・、ああ・・・・。」