13.シャトル発進
「ケネディ空港は安全なのか?ハヤト・コバヤシ君。」
「カラバ・・・。好きではないな・・・。」
「まるで秘密結社の名前だ。」
「カラバの組織がこれほどとは・・・。」
「どうします?」
「ほう・・・。」
「了解。」
「まだかな・・・?」
「そうだ。間違いない。」
「敵の攻撃が散漫なのさ、知っているか?今のアーガマの艦長はブライト・ノアなのだ。」
「そうだ。」
「そう言うことだ。」
「ランデブーポイントと打ち上げ時間を割り出させろ。」
「冗談とは思えんな。シャトルの発射準備は?」
「モビルスーツ用のシャトルも同時に出す、出来るな?」
「新型のモビルスーツをティターンズに渡したくない。」
「コントロールする。」
「了解。」
「アポリー?いるか?ロベルト中尉、戦闘コントロールパネルの調節は中止だ。」
「君達が宇宙に帰る方が大切だ。」
「パイロットがいない、シャトルに座ってくれ。」
「時間がない。急げ!」
「今から、モビルスーツを移動しろ。ガンダムMkU、百式、ロベルトのリックディアスを持って帰る。」
「すまん、カラバに預ける。行ってくれ。」
「ハヤト艦長、何か?」
「ロベルト、もういい。リックディアスの移動を急げ。」
「私には関係のない手紙だな・・・。」
「買い被ってもらっては困ります。ジオンのシャアがなんでエゥーゴに手を貸すのです?」
「仮に私がシャアだとしたら、君は何を言いたいのだ?」
「シャアという人がそう言う人ならばそうでしょう。」
「しかし私は、クワトロ・バジーナ大尉です。」
「ガンダムをシャトルへ移動させろ!」
「今の私は、クワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でも、それ以下でもない。」
「これが若さか・・・。」
「人には、恥ずかしさを感じる心があると言う事も・・・。」
「カウントダウンは続行しているな?!我々を待つ必要はない。」
「良好!」
「宇宙でないのが!」
「モビルスーツに変形をするのか!・・・うおっ!」
「なめるな!」
「カミーユ、百式の肩に乗れ。」
「百式の肩に乗れ!」
「全パワーを開放。」
「カミーユが・・・。届くか・・・?」
「君こそよくやってくれた。」
「いいパイロットだったが・・・。これが戦争だ。」
「そうだ。」
「しかし、感傷に浸っている暇はない。これだけ同士がいればまだまだ戦える。
装備の点検と修理を急ごう!」
「で、このアウドムラは何処に向かうのだ?」
「ヒッコリー?」
「それはすごい。」