43.ハマーンの嘲笑
「いや、まだ敵と決まった訳ではない・・・。」
「やって見る価値はあるだろう・・・。」
「キュベレイだ・・・!」
「あれも完成させていたとなると、アクシズの生産能力はかなり拡大しているな。」
「永遠に切れない仲らしい、それもいいだろう。」
「ザビ家復興を認めねば、どうするつもりだったのだ?」
「グラナダのメラニー・カーバインの親書だ。」
「グリプス2のコロニーレーザーをグワダンの手で破壊してもらいたい。」
「・・・頼む、ハマーン・カーン、コロニーレーザーを潰してくれ・・・。」
「・・・これでいいなら安いものさ・・・。」
「気にするな。」
「うむ。」
「アーガマもラーディッシュも沈むな。」
「艦長、私も百式で出たいな。」
「いや、艦長。」
「私が出る。」
「暴走はしないよ。」
「ファは、カミーユの事を感じている。」
(ハマーンめ・・・、自分だけが消耗しない作戦を考えているのか・・・。)
「ご協力、感謝します。ミネバ様。」
「はい。」
「では、また。」
「はい。」
「ああ・・・。」
「しかし、先の事はわからんよ・・・。」